みやざき発酵文化ネットワークの会長であり
宮崎ひでじビールの社長でもある永野時彦氏が
薗田アナのサンデーラジオ大学に出演されたのをきっかけにご縁が深まり
今日はMLBA(宮崎女性起業家協会)のスピーカーとして
話をされた。
ひでじビール世界一の秘話がとても印象に残ったのでご紹介したい
北米に輸出をするうえで
価格が高くても取引したいビールは何かを取引先に聞いた
それは4つの条件だった
- アルコール度数の高いもの
- フルボディの味の深いビール
- 日本特有の原料を使ったもの
- より日本らしいパッケージ
この4つの条件に合わせてビールを2種類用意した
一種類より2種類のほうが選択範囲が広く
落ちる可能性が少ないと考えたからだ。
実は本命ではなく、付録で作ったビールが採用された
本命で考えた材料は椎茸
あと一つの材料は栗だった
結果予想外のことが起こり、栗が採用された
県産栗を使用し、アルコール度数は9%と約1.5倍
長期間の船旅にも耐えうる
ラベルは日本的な内藤家の能面をイメージしたもの
そして2017年ロンドンで開催されたビールコンテストの
スタウト部門で世界NO1の快挙を達成する
スタウト部門ではあのギネスなど世界の一流がいる部門でもある
一度は廃業を考えた宮崎のひでじビールが世界一を達成する
まさに逆転人生をほうふつとさせるグローカルな展開でもある
これ以降栗黒はまだまだ足りない状況が続いている
飲んでみると誰もが初めての味だと驚く
コーヒーやチョコレートなどの濃厚さと複雑さが
ミックスされている
永野社長はデザート酒として最適
じっくり味わってほしい
特にバニラアイスとよく合うと話されていた
お話を聞かれた女性の方々は皆ひでじビールファンになられたようでした。