けんちゃん農園(杉木賢一郎氏)

綾町で無農薬、無肥料の自然栽培を実践されている

けんちゃん農園にお邪魔した

自然栽培とは一切の肥料や農薬を使用しないで

大自然の循環の法則を田畑に応用させる農法だ

だからこそ大切なのは土づくり

土がしっかりできれば

肥料や農薬に頼ることなく大自然が本来備わっている力だけで

農産物の生産が可能となるのだ

けんちゃん農園の経営者の杉木賢一郎さんは

実は東京で会社を経営されているのだが

4年前に自然栽培の地を求めて綾町で単身で農園を始めた

土づくりに3年かかったそうだ

ニンニクの収穫風景

今日は10月に種をまいたにんにくの収穫をされていた

驚いたのが杉木さん以外はすべて女性スタッフ

綾や宮崎市内の女性だという

みんな楽しそうに収穫の手伝いをされているのが良い

またにんにくが驚くほどでかい!

  

次に噂の紫のもち麦畑へ

もち麦はスーパーフードとしても一挙に有名になってきた

食物繊維のβグルカンにポリフェノールもあるので

大変評判も良いそうですぐ売り切れる

さてここは黄金色の小麦畑

もう収穫の時を迎えている

土づくりがしっかりできているので

種まきをしただけですと杉木さんニヤリ!

この見事な小麦畑には雑草も生えていない

驚いてしまった

自然栽培の小麦は日本でもほとんどないので問い合わせも多いとのこと

杉木さんはウルフドッグを飼われている

これは獣害を無くすためだ

以前は作物を猿や猪にやられていたが

ウルフドッグを飼うようになって一切の獣害が無くなったという

名前はワンダフル

その横には生まれたばかりのひよこちゃん

見ると大きなびわの木が

実を食べさせていただいたがこのビワもとても甘い

けんちゃん農園では自然栽培のにんにく、玉ねぎ、しょうがを原料にして

麹を入れた発酵食品を販売されている

「私の理想は畑を発酵場にしたいのです

そうすればそこで採れた農産物を食べることで

人間の腸内環境も発酵場になる

そうすると自然に命の循環ができるようになるのです」

杉木賢一郎の言葉は深く心に響いた