えびの市にある本坊農園に伺った
有機農業で43年の実績がある農家で
私も15年以上のお付き合いとなっている
本坊照夫さん、千代子さん夫妻に話を聞くと
野菜やコメを月々買う全国のネットユーザーも着実に増加しつつある
現在は300名程度だと言われていた
有機で出来た本物の食材を食べると
違いは一目瞭然ではなく、一食瞭然だと思う
だからこそ全国のファンの輪がどんどん広がっているのだと思う
本坊照夫さんはこのようにおっしゃる
私たちの身体は食物からできています。
農業は食料を生産することですが
体に良い食物を生産するためには、
良い土を作り、良い苗を育てることです。
土は人であれば腸であり、微生物、ミネラル、有機物が豊富であり
根毛が張りやすい環境にすることが大切
人の腸も一緒で有害物質を入れないことと
バランスの取れた栄養分がある事が大事です
土の状態は植物を植えてみないとわかりません。
気象条件にも左右されます
こうした中、日々努力を重ね体に良い植物づくりを目指しています。
成程、農業の土づくりは
人間の体における腸づくりと同じなのかもしれない
農業の土台は土づくり、体の土台は腸づくりなのだろう
腸を元気に保つためには
良い土から育てられた有機農作物を食べることが大事であり
さらに発酵食品がそれを後押しするという事ではないだろうか
それが昔は『日本の伝統食』と言われていたのだろう
なぜなら、江戸時代は農薬という言葉さえなかったのだから・・・・
オクラの花がとても綺麗
そのまま食べさせていただいたが、とても柔らかく、豊かな味だ
収穫は霜が降りるまで続くとか
稲の収穫は10月下旬から始まるそうだ
後は台風の心配だけだとか
えびの米の美味しい新米が待ち遠しい
陽熱処理をした人参の床を見せていただた
陽熱処理をすることで雑草の発生は軽減され
雑草取りは一回だけで済み作業がとても楽になったとか
事務所ではネットユーザー用に野菜の梱包をされている
若い人が増えたと素直に感じる
日本の農業にとって若い人が農業の道に入ることこそが
農業を、そして日本を元気にする秘訣だと思う
本坊さん夫婦はとても元気だ
農薬不使用の自ら納得した栽培方法で、収穫された
本物の食物を食べているからだろう
食という言葉は人に良いと書く
本物食物が腸を元気にし、ひいては人を元気にする
そんな時代が早く来てほしいと我々も願っている